再登校プログラムの特徴

ToCo(トーコ)の再登校プログラムには3つの特徴があります。

  • 短期間(3週間)で再登校できる。
  • 不登校の原因に関わらず効果がある。
  • 不登校の再発防止にも繋がる。

 当社の再登校プログラムは、お子さんを取り巻く環境を変化させて自尊心と自立心を高めることを基本としています。生活自体が変わるため、不登校の連続性から抜け出しやすくなり、登校後に不登校に戻りやすい欠点にも対応することができます。

プログラム内容

再登校プログラムは、不登校解決に特化したCBT (Cognitive Behavioral Therapy)という認知行動療法を土台として構成されています。CBTは子どもを中心とした家庭内の関係を短期間で再構築することを主眼としています。この手法で既に1,000人以上の子どもが再登校しています。

不登校の解決には様々な理論や手法があり、何を原因およびゴールとするかによって適切なアプローチ方法が変わります。
私たちは「お子さんの生活環境と認知」を原因として「自発的な再登校」をゴールとしたプログラムを提供しています。

認知行動療法(CBT)とは

認知行動療法は1970年代にアメリカの精神科医アーロン・ベックがうつ病への精神療法として開発しました。現在では、うつ病以外にも様々な精神疾患の治療に効果があることが示され、最も広く用いられている心理療法となっています。

認知行動療法は私たちの思考、感情、行動は互いに影響し合い、心身の健康に大きな影響を与えているという考え方に基づいています。

認知行動療法のフレームワーク

認知行動療法はアメリカを中心に不登校解決に用いられておりますが、当社は児童カウンセラーや臨床心理士の協力の元に、日本の不登校や家族特性に最適化した再登校プログラムを開発しました。認知行動療法が不登校の解決に役立つ理由は、以下のとおりです。

  • 不登校の原因に焦点を当てる:認知行動療法は単にストレスの緩和だけでなく、不登校の根本的な原因となる思考や行動パターンを特定し、改善することを目指します。
  • 具体的なマインドセットを習得する: 認知行動療法は、不安やストレスに対処するための具体的なマインドセットを習得することができます。新しい思考は、不登校だけでなく、日常生活においても役立ちます。
  • 短期間で効果が現れる: 認知行動療法は、行動改善から短期間で効果が現れることが期待できます。そのため、不登校の長期化を防ぎ、事態の悪化を避けることができます。

残念ながら、国内では「不登校は時間をかけて解決していくもの」という認知が一般化しています。時間をかける前提のため、カウンセリングの結果観察や定量的な評価もされないケースがあります。

当社の再登校プログラムは、お子さんの行動及びその環境を元に対処を行い、短期間の解決を前提に構成されています。実績のある認知行動療法に沿っていますので、安定した効果を提供することができています。


監修者紹介

不登校における認知行動療法(When Children Refuse School: A Cognitive-Behavioral Therapy Approach)について監修された方を紹介します。

クリストファー・A・カーニー博士(Christopher A. Kearney, PhD)

Christopher A. Kearney, PhD
Christopher A. Kearney, PhD

ネバダ大学 心理学科教授・学科長
専門分野: 臨床児童心理学、不登校、不安障害

クリストファー A. カーニー博士はネバダ大学の心理学の名誉教授兼学部長であり、同校の不登校児童および不安障害クリニックのディレクターも務めています。研究対象には、不登校行動、選択性緘黙症、虐待を受けた若者の心的外傷後ストレス障害、完璧主義、子供や青少年のその他の不安関連症状、重度の障害を持つ人々の生活の質の問題などがあります。また、不登校行動と選択性緘黙症に関するワークショップを学区、精神保健機関、その他の機関向けに開催しています。

https://www.unlv.edu/news/expert/christopher-kearney

アン=マリー・アルバーノ博士(Anne Marie M Albano, PHD)

Anne Marie M Albano, PHD
Anne Marie M Albano, PHD

コロンビア大学ニューヨーク州精神医学研究所 准教授/同大学不安障害クリニック 所長
専門分野: 児童・青少年心理学、不安障害診断

アン=マリー・アルバーノ博士は、子供、青少年、若者の不安障害と気分障害の研究と治療の専門医であり、認知行動療法士でもあります。また、社会恐怖症の青少年のための認知行動療法プログラムを開発し、登校拒否行動の治療マニュアルと保護者向けガイド、および青少年のうつ病の治療の著者でもあります。アルバノ博士は、90 を超える論文や章を執筆または共著し、臨床研究を実施し、心理学と精神医学の研修医や博士研究員の研究と臨床開発を監督し、CBT の上級臨床医の高度なトレーニングに携わっています。

https://www.columbiapsychiatry.org/profile/anne-marie-m-albano-phd


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