学校向け不登校予防サービス

生徒が不登校になってしまうと、登校への対応難易度が一度に跳ね上がります。

そのため学校関係者の皆様も、不登校の兆候を把握し、未然に防ぐことが重要と認識されているのではないでしょうか。

当社は学校関係者や各自治体の方を対象に、生徒毎の不登校への潜在可能性とリスク要因を可視化するサービスを提供しています。

もちろん、先生方が生徒の実際の様子を見ながら、個別にケアする方法が自然であり、効果も高いと思われます。
しかしながら何十人の生徒を担当されて他の業務も多く持たれている中、すべての生徒の不登校を防ぐことは大変むずかしいと思われます。

ToCoの不登校予防は、漠然としたストレスではなく、不登校要因となるストレスの発見、不登校リスクを数値化します。

定量的なストレス度合いを一覧で確認できますので、優先対応すべき生徒の発見にも繋げられます。

サービスの流れ

導入学校様の声

ToCo様の診断レポートを導入してから、生徒の状況を一目で把握できるようになり、毎日の指導が格段に効率的になりました。以前は出席簿やメモを確認しながら対応していたため、生徒の取りこぼしが起きることもありましたが、今は数値化されたレポートがあるので、担任以外の先生とも連携しつつ、チームとしての対応力が高まりました。
業務負担が軽減されたことで、教師が本来注力すべき生徒との対話や支援にしっかり時間をかけられるようになり、学校の空気も前向きに変化しています。

これまでは、保護者と共有できる情報が限られていたり、伝え方に差が出ることが課題でしたが、診断レポートの導入により、生徒の状況や成長過程を客観的に共有できるようになりました。

定期面談ではレポートの内容も参考に説明することで、保護者の理解や納得感が高まり、学校との信頼関係も強固になりました。教師の主観以外のデータがあることで、家庭と学校が協調できる支援体制が築けていると感じます。結果的に、生徒への個別サポートがより的確になって助かっています。

このサービスは、まさに生徒の心の健康診断ツールです。定期的にチェックすることで、小さな変化にも気づける仕組みになっており、日常の様子に表れにくい悩みやストレスの兆候を早期に察知できます。担任だけではなく、スクールカウンセラーとも情報を共有することで、多面的なサポート体制が実現しました。年度初めと学期ごとの『カルテ点検日』を設けることで、生徒一人ひとりの変化を見逃さないよう全教員で意識を高めています。今では「勉強面だけでなく、心も見守られている」と生徒も感じているようで、学校全体の安心感が高まっています。

導入効果

Before①：生徒の悩みを知る機会が少ない

多くの業務と生徒を抱える先生方にとって、個別にヒアリングの時間を持つことは基本的に困難です。また、生徒たちの様子からストレスを判断することには限界があります。

After①：生徒自身の声からストレスを把握

生徒へのアンケートから登校に関連する不安要素を診断するため、生徒自身の一次情報からストレスを把握できます。また具体的に何にストレスや不安を感じているかもヒアリングしてカルテに反映しています。

Before②：長期欠席になってから対応

不登校になる前に介入できることは難しく、欠席という状態になってから事後対応せざるを得ない構造となっています。当然、欠席になった状態の方が必要なケアが広範に渡ります。

After②：登校できている時点で早期対応

不登校への潜在可能性を定量化するため、ケアの必要な生徒の発見をサポートします。不登校になってしまった子どもとの共通点から診断するため、精度の高い確率を提示可能です。

Before③：不登校の家庭との話し合いが平行線に

学校としては「まずは登校してもらいたい」、家庭としては「学校からも登校まで支援してほしい」と、要望がすれ違いがちです。また、お互いに時間を取ることが難しく、初動が遅れがちになります。

After③：第三者のカルテを参考に対話可能

先生からの見立て、親からの見立てとは別に、生徒自身の気持ちから作成したカルテがあるため、問題解決に向かうための共通情報を元に対策を検討できます。

参考：文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」